また新変異株「オミクロンXE」が出現 

また新変異株「オミクロンXE」が出現 ステルスをさらに上回る感染力か…頼みのワクチン接種は若者の敬遠で進まず全国で猛威を振るう新型コロナウイルスのオミクロン株。イギリスでは「オミクロンXE」と呼ばれる、新たな変異株が出現した。感染力がステルスオミクロン株を上回る可能性があり、専門家は強い警戒感を示している。

日本政府も警戒感を示している。

松野官房長官:
オミクロン株のXE系統については、WHO(世界保健機関)のレポートにおいて、「BA.2」(ステルスオミクロン)に比べて、市中での感染増殖率が10%ほど高いとの報告がある旨、記載されているものと承知をしています

感染力強い「ステルスオミクロン」を上回る感染力か

イギリスの健康安全保障局によると、XEは1月中旬にイギリスで初めて検出され、その後600件以上の症例が確認された。

「オミクロンXE」は、従来のオミクロン株「BA.1」とより感染力が強いステルスオミクロン株「BA.2」の要素を含む混合株とされている。

警戒されるのがその感染力だ。XEは感染力が強い「BA.2」を約10%上回る可能性があると指摘されている。

日本政府は、現時点では国内でXEは確認されていないとしているが、東京都の専門家はXEについて議論する考えを示した。